第395話ブラフ失敗

「ベーダ、お医者さまがいらしたわ。まずは痛み止めと、落ち着くお薬を入れてもらいましょう。それからゆっくり話そう、ね?何があっても、あなたを苦しませたりしない!」

そう言って安心させながら、ゾーイは立ち上がった。

医師は時間どおりに入ってきて、用意していた薬を手際よく取り出した。ベーダが少し取り乱しかけているのを見て取ったのだろう。

鎮痛剤が投与され、続いて鎮静剤も入れられた。

ベーダはようやく、少しずつ落ち着きを取り戻していった。

重たくなったまぶたでゾーイを見上げ、「ゾーイ、ごめんなさい……ただ、痛くてたまらないの。お願い、私にとって何が一番いいのか、考えてくれる?」と弱々しく言っ...

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